子供の頃、世界はとても小さくて、わたしはそこで笑っていれば良かったの。
「 good-bye baby 」
甘いお菓子とお砂糖と、綺麗な花。
色とりどりの宝石みたいな硝子玉と、あたたかいお日様と、優しい緑と風の匂い。
世界は、夢とか、希望とか、未来とかで全部がキラキラしてた。
叶わないものなんてないと思ってた。
1つずつ年をとって、お隣のお兄ちゃんくらいになって、わたしは小さな夢を捨てた。
世界は甘くなくなって、あたしは笑ってられなくて、涙が1つ。
キラキラしてた世界は、だんだん色褪せて。
1つ1つ綺麗なものを捨てて、汚いものを受け入れて、それが大人になることだと思った。
甘いものはなくなって、苦いものを飲み込んで。
大人は汚い、っていうけど、しょうがない事なのかもしれない。
だって、綺麗なものなんてホントは凄く少ないんだから。
片手で足りるくらい、少ないんだから。
甘いお菓子とお砂糖と、綺麗な花。
今では苦い煙草とアルコール、真っ赤な口紅になりました。
手に入れたのは、生きてく仕組み?
手放したのは、一体なぁに?
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リメイク第2弾。(笑)
これもまたそこはかとなく痛かった。
2005.05.16.
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